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知っておきたい!ドイツの車事情と運転するときの注意事項

旅行でドイツを訪れたとき、ドイツに駐在するとき、あなたもドイツで車を運転することがあるかもしれません。
今日は、ドイツの車事情とドイツで車を運転するときの注意事項についてお伝えします。

ドイツでは車はステータス

ドイツでは車はステータスの1つです。どんな車に乗っているかは、ステータスの指標になります。ヨーロッパの他のいくつかの国のように、駐車するときにゴチンゴチンとぶつけるのはご法度です。どんなに小さな傷でも賠償を求められることが殆どです。

ドイツ国産車の種類

ここで、ドイツ国産車をご紹介しましょう。

高級車として有名なのは、やはり、メルセデスベンツ、BMW、アウディ(フォルクスワーゲングループ)、ポルシェ(フォルクスワーゲングループ)でしょう。国産車ですが高額です。これらの車を所有していることはステータスの証になります。

高級車に次いでステータスのある国産車は、ドイツの大衆車の代表フォルクスワーゲンです。しかしながら、フォルクスワーゲンも安価ではありません。フォルクスワーゲンの世界的ロングベストセラーである普通乗用車ゴルフの価格は、220万円(1ユーロ125円換算)からです。

燃費がよく、価格も手頃なオペル(PSAグループ)も人気があります。

ドイツでの日本車の評価と普及状況

ドイツでも日本車はよく見かけます。テレビでも日本車のCMが流れます。特に、トヨタのテレビCMはドイツでは有名です。CMの最後に必ず、「トヨタ、不可能なことはない」というナレーションが流れるのです。これは多くのドイツ人が知っているフレーズです。

ヨーロッパで1番信頼されているAUTO TESTというメディアがあります。毎月の読者は4万人。車購入に当たって、魅力、品質、サービス、価格を評価しています。AUTO TESTでは2016年の最優秀自動車会社として、ボルボとトヨタが選ばれました。また、車種別の2016年AUTO TESTでは、価格の割に性能が最良の車として、最小車種でミツビシ、小車種とSUV種でマツダ、Van種でホンダが選ばれています。

この表彰実績にもある通り、日本車はドイツで車としての魅力、品質、サービス、価格において定評があります。また、ハイブリッド車もタクシーなどで多く見かけるようになりました。2016年の登録ハイブリッド車数は16万5,000台。前年から3,000台、5年前から12万台伸びています。高級ステータスとして選ばれる日本車は、レクサスです。

2016年1月~12月のドイツの新車登録台数の割合は、以下の通りです。

フォルクスワーゲン 19.6%
メルセデス 9.3%
アウディ  8.6%
BMW 7.8%
オペル 7.3%
++++++++++++++++++++++++++++++
日産 2.2%
トヨタ 2.1%
マツダ 1.9%
ミツビシ 1.1%
スズキ 0.9%
ホンダ 0.8%
スバル 0.2%
レクサス 0.1%

出典: Kraftfahrt-Bundesamt (KBA)

ドイツで運転するときの注意事項

ドイツで車を運転するときに、注意すべき点をご紹介します。

ドイツでは左ハンドルの右側通行

日本との一番の違いはハンドルが左にあり、右側通行であるということです。最初は少々戸惑いますが、時間と共に慣れていきます。これは、ドイツ人が日本で車を運転するときも同様です。ドイツ人も反対側についたハンドル、反対側通行に戸惑うようです。

左ハンドル、右側通行の原則により、高速道路でも追越車線が左側になります。気を付けましょう。

車で国境を超える場合

ヨーロッパではシェンゲン協定により、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることができます。しかし、近年のテロ等に対する措置として、国境を超える際に簡単な質問や審査をされる場合もあります。常にパスポートを携帯するようにしましょう。

ドイツと周辺国は、高速道路で結ばれています。ドイツの高速道路は無料ですが、オーストリアやスイスなどは高速道路利用の際に、一定期間分の通行証をフロントガラスに貼らなくてはなりません。これらの国に入国する前のガソリンスタンドなどで、事前に購入するようにしましょう。

フランスの高速道路は、無料区間と有料区間に分かれています。有料区間には日本と同じような料金所があり、事前に通行証などを準備する必要はありません。

自動車専用道路には殆ど照明がない

ドイツでは、高速道路などの自動車専用道路には道路照明が殆どありません。反射板や視線誘導標、車のヘッドライト等の誘導で運転します。夜にドイツで初めて車を運転していて何となく違和感を感じるのが、この道路照明がないことかもしれません。しかし、これもすぐに慣れます。道路照明のないドイツからオランダなどの隣国に行くと、高速道路のあらゆる所に照明灯があり、逆に驚くようになります。

高速道路にも制限速度がある

世界的に有名なドイツの高速道路アウトバーンには、基本的には制限速度がありません。しかし、速度制限がある区域もあるので注意が必要です。カーブ箇所、車の出入り付近、民家が近くにある所などでは、時速130km、120km、100kmなどの制限があります。

この制限速度は厳守しなくてはなりません。高速道路や一般道には所々に速度計があり、速度違反を時速1kmでも超えるとピカッと光が当たって写真を撮られ、後日、請求書が家に送られて来ます。請求額は違反速度によって異なります。制限速度よりもかなり高速で走行した場合は、高額罰金の他に1か月以上の免停になることもあるので、気を付けましょう。

日曜日はトラック運転禁止

ドイツでの長距離移動には、日曜日がおすすめです。ドイツでは日曜日は休息の日、人々が仕事を休む日です。トラック運転手も同様です。日曜日の19時までトラックが高速道路を走ることが禁止されているのです。通常は高速道路の1車線を占領しているトラックが全て休むため、日曜日の高速道路は空いていて快適です。

ドイツで運転時に見かける面白い光景

ドイツで車を運転しているとき、街中を歩いているとき、家にいるとき、たまに聞こえてくる何台もの車の大きなクラクション。初めは何が起こったのかとびっくりしますが、実は楽しい理由が2つあります。

理由1:サッカーの国際試合でドイツが勝った時

1つ目は、サッカーの国際試合でドイツが勝った時です。試合終了後の23時頃、多くの車が列をなしてクラクションを鳴らしながら街を走ります。これはドイツサッカーの恒例行事。かなりうるさいですが文句を言う人はいません。日曜日は休息の日で日曜大工はもってのほか、犬も子供も静かにしなければいけないという法律があるドイツで、面白いものです。

ワールドカップの時は大変です。ドイツに住む外国人の割合は20%。ドイツが勝った時だけではなく、自分の出身国であるイタリアやトルコなどが勝った時もその国の人が集まってクラクション行列を行います。

サッカーワールドカップが終わると、このクラクション行列もなくなるので、街中が一気に静かになり、寂しく感じます。

理由2:結婚式の行列

2つ目は、結婚式の行列です。ドイツでの結婚の誓いは、まず市の戸籍課で戸籍課職員の立会いの下に行います。この誓いが取り交わされ、カップルが用紙にサインをすると結婚が正式に認められます。戸籍課での儀式は20分程度です。

その後、教会の儀式で結婚の誓いを行うために教会に向かったり、そのまま結婚のパーティー会場へ向います。この移動のときにクラクションが鳴らされます。

綺麗に花で飾られた、結婚式を挙げたカップルが乗る車を先頭に、家族と友人の車が続きます。どの車もクラクションを鳴らしながら走ります。家族でも友人でもない対向車線を走る人も、この結婚式の車の行列に気づくと、「おめでとう!」という気持ちを込めてクラクションを陽気に鳴らしながら走ります。

これも文句を言う人はいません。ドイツにいて、何だか楽しくいい気持になる年中行事の1つです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
世界的にも車の生産国として有名なドイツ。アウトバーンで有名なドイツ。独特の車事情、車文化があります。
あなたもドイツの車社会と運転を楽しんでください。

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