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海外赴任で体験したシドニーの医療事情

sydney

オーストラリアの医療制度は日本と異なります。病院のかかり方も異なるため、戸惑うことも多いです。どのような違いがあるのかについて実際にシドニーに海外赴任し、シドニーの医療を体験された方の話を紹介します。

渡航前に準備したこと

シドニーへの渡航まで3ヶ月の時間がありました。この間に簡単な健康診断を受け歯科治療を済ませました。私は喘息の持病があり、毎日2種類の薬を服用しているのですが、ドクターに事情を話して数か月分の薬を処方してもらい、渡航先に持って行きました。念のため、英語で薬の名前・用法・用量をメモして貼っておきました。

日本とは違う医療制度

日本で体調不良になった場合、風邪を引いたら内科、喉や耳の調子が悪いなら耳鼻科、腰が痛いなら整形外科といった具合に、症状に合った病院や医院を自分で選んで受診します。

一方、オーストラリアでは、まずGPと呼ばれる一般開業医を受診します。ここではどんな症状でも、赤ちゃんからお年寄りまで診察を受けることができます。ただ、日本のように行ってすぐ診てくれるGPもあれば、要予約の所もあります。行く前に予約が必要かどうか確認しなければなりません。

診察後、必要であれば処方箋を書いてもらいます。それを薬局に持って行き薬を買うとういう仕組みで、これは日本と同じです。

もしGPでは対応できない特別な症状や検査が必要な場合は、専門医(Specialist)への紹介状を書いてもらうことになります。そして専門医の予約を取り、改めて診察を受けます。

実際にGPと専門医の診察を受けて

私が近所のGPに初めて行ったのは、渡航後2ヶ月経った頃でした。持参した喘息の薬がなくなりそうだったのと、鼻の周りに小さな湿疹が多数でき皮膚が真っ赤になってしまったことにより受診しました。

喘息の薬は、持参した物と同じではないですが、似たような薬を処方してもらいました。肌にできた小さな湿疹は何かにかぶれたようだと言われ、炎症を抑える塗り薬を処方してもらいました。

しかし、1週間経っても湿疹は消えなかったため再度GPで診てもらいました。ドクターに皮膚科の専門医に診てもらった方が良いと言われ公立病院皮膚科の専門医宛の紹介状を書いてもらいました。

早速、病院に予約の電話をしましたが、予約を取れるのが早くても3ヶ月後と言われとても驚きました。3ヶ月も待てないので、仕方なく公立病院をあきらめ、近所にある私立の皮膚科に予約を入れました。ここでも診察を受けるのに10日も待ちました。このように、オーストラリアの医療制度は日本と比べて、予約が取りにくく専門医の受診までの手続きにとても面倒な部分があります。

言葉の問題

診察を受けるにあたって、一番心配なのが「言葉」だと思います。ここシドニーでは、日本人ドクター、もしくは日本語が通じる病院が何件もありますが、自宅から遠かったり、予約が多くすぐに受診できなかったりします。

日本語が通じないGPを受診する場合、診察の前に

  • 症状の英語名を事前にチェックしておく
  • 診察前に言いたい事、聞きたい事をメモしておく
  • 必ず辞書は持参する

そして、診察中に分からない事や、理解できない言葉がある場合はそのままにしないで、遠慮せずドクターに質問しましょう。どうしても英語では無理という場合は、無料の日本語通訳サービスが利用できます。診察の予約をする際に、英語が分からないと伝えると通訳を手配してくれます。このように、医療制度は日本と大きく異なりますが、通訳サービスなどが充実していますので安心して受診できると思います。

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