初めての海外赴任で中国へ

海外赴任先国 | 中国 |
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海外赴任先州/都市 | 上海 |
海外赴任時期 | 2016年4月から2017年3月 |
海外赴任開始時点の年齢・性別 | 23歳・男性 |
海外赴任者との関係 | 本人 |
私はとあるメーカー勤務で、入社2年目にして海外出張をしてみないかと上司に告げられました。私自身語学力や海外経験に乏しく、また興味もなかったため受け入れがたい提案だったのですが、これからの社会人生活として成長することができると思い引き受けました。
幸いなことに同僚に中国勤務経験のある方が多かったのでなんとなくの生活具合は聞いていたのですが、詳しいことは調べることもなく生活が始まりました。
海外勤務をする上でほとんどの人が不安になる要素が言語問題だと思います。中国は日本人が多いこともあり日本語が通じる病院等があるため、絶望するほどの不安感は持つ必要はなかったです。しかし、仕事中でも私生活においても基準は当然中国語なので赴任して3か月ほどはまったくと言っていいほど会話にはなりませんでした。
会議に出席する際もほとんどが中国語なので置いてけぼりをくうような形になり、後に日本人の上司から内容をもう一度聞くような二度手間になるようなケースが多かったです。海外在住をさせる会社ということで語学学習をする時間や、学習の経費は会社が負担してくれるためそれを利用し、日常会話と勉強でひたすらに勉強しました。
当然ネイティブな方に比べたら発音もひどいですし、わからない単語はたくさんありますが約3月ほど経過した頃には意外と会話がなりたつようになっていました。
会話ができるようになるまではコミュニケーションがとれない不安が大きいと思うので、とりあえずは日本人同士でコミュニティをつくるのが一番だと思います。
日本人ばかりと仲良くすることは、日本語ばかりで語学力をつけるうえで妨げになりそうな気もしますが、日々の不安や中国で生活していく中での知識をつけるためには最低限必要なことだと感じました。
とにかく赴任してすぐというのは見知らぬ土地と見知らぬ人ばかりで不安しかないので、少しでも心にゆとりがもてるような環境づくりをしていくことが大事です。
また、中国の人たちとある程度会話できるようになり、その後に難しいと感じるのは中国人の気質の問題です。中国の方たちを悪くいうつもりはないのですが、やはり日本人とは違った感性をもっていたりします。
自信にみちた自己中心的な発言が多く感じたり、声が大きく気性が荒らそうに感じることが多々あると思います。
しかしそういう気質というのは野心家に多いですし仕事熱心な方が多かったです。中国人と会話すると圧倒されそうになることが多いですが、ネガティブに考えることはなく付き合いのうちに慣れていくことが大事だと感じました。
初めての海外赴任は不安なことばかりです。私もたった1年程度のことでしたのでより長く在住すると大変なことはもっとあったかもしれません。しかし、本当に良い経験だったと思います。
中国語を学び日本人以外とかかわることで確実に私は成長したと思います。当然ネガティブになるとは思いますが、仕事とはいえおもいっきり楽しむことも大事なのではないでしょうか。
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