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日本とは大きく違う!カナダで住む家を探す方法と注意点について

海外で生活をするうえで、誰もが必ず通る道、それが物件探しです。

日本で物件を探す場合、ネット検索や住む予定の地域の賃貸物件を管理している不動産会社に行くのが普通ですが、カナダでは日本と違った検索方法が支流であったりします。そのため、知らない状態で現地に行くと戸惑ってしまう可能性があります。

そこで今回は、カナダで物件を探す方法や、カナダで4回も引っ越しをした我が家の物件探し体験談をご紹介。さらに、物件探しで気を付けたい詐欺被害についてお話しします。

カナダで物件を探す方法とは

カナダで物件を探す方法としては、①不動産会社を利用する②ネットの掲示板を活用する③街中で貸し出し中の物件を探して直接問い合わせるーの主に3つの方法があります。

①不動産会社

まずは不動産会社についてです。こちらは日本と同じように、不動産会社のHPを見たり、直接足を運んだりして物件を紹介してもらう方法です。会社を通して契約するため安心感がありますが、カナダの不動産会社は自社で所有している物件しか紹介しません。そのため、複数の物件やサービスを比較するために不動産をハシゴしなければならず、結構な重労働になってしまうこともあります。

また契約するときはクレジットカードが必要になることが多いので、カナダに着いたらまずクレジットカードを作っておくようにしましょう。

②ネットの掲示板

日本だと、家探しに掲示板を使うのは驚かれるかもしれませんが、カナダでは結構メジャーな方法です。特にKijiji(キジジ)という掲示板が有名で、常時数多くの物件が掲載されています。

物件を掲載しているのは、不動産会社はもちろん、一戸建てをレンタルしたい大家さん、ルームメイトを探している学生などさまざま。掲載されている物件は流れがとても速く、条件のいい物件は早い者勝ちとなるので、家を探しているときはこまめにチェックすることが大切です。日本にいるうちに現地の投稿者に連絡を取るときは、相手から信頼されるためにも、①いつから借りたいか②現地に到着するのはいつか③名前④職業(特に世帯主の)⑤家族構成、などは最低限伝えましょう。あまりにも情報が少ないと、不審に思われてレスポンスさえしてもらえない可能性があります。

③街を歩いて貸し出し中の物件を探す

最後は街を実際に歩いて、貸し出し中の物件を探すという方法です。街中を歩くと、“For Rent”と看板が出ている物件があり、看板には問い合わせ先が載っています。この探し方は、例えば「勤務先や子どもの学校が近い、このあたりに住みたい」などと住みたい地域が決まっている場合に特におすすめです。

周辺の環境を実際に自分の目でみて確かめる事は、長期滞在の場合は特に大切です。気になる物件を見つけたら、積極的に問い合わせてみましょう。

 

1年半で4回引っ越して感じたカナダの習慣

我が家はカナダ滞在の1年半で4回の引っ越しを経験しました。4回中最後の引っ越しだけは家賃削減などが目的の普通の引っ越しでしたが、ほか3回の引っ越しではカナダの文化を垣間見ることができたと思います。

①契約時期のピークが日本と違う

まず1つ目は、賃貸物件の契約時期が日本とカナダでは違うことです。
私たちは4月にカナダに来てから家探しを始めたのですが、4月から長期で住めるような物件はなかなか見つかりませんでした。というのも、カナダでは新学期や仕事の新年度は9月ごろに始まるのが一般的で、賃貸契約もそれに合わせて9月スタートのところが多いためです。そのため、4月はまさに中途半端な時期。さらに夫の勤務先は学生街だったこともあって、勤務先に近い物件はほとんど埋まっていました。

いくつも不動産会社を渡り歩いて、ようやく9月から入居できる部屋を見つけることができましたが、4~8月の短期で滞在できるほかの物件を探す必要がありました。改めて、カナダ生活は日本の普通が通じないものだということを理解しておく必要があると思いました。

②部屋のまた貸しはよくある

2つ目は、部屋のまた貸し(サブレット)が一般的だということです。
4~8月に短期滞在できる部屋を探すために大活躍したのが掲示板でした。このとき、掲示板で長期滞在の物件はなかなかありませんでしたが、卒業やインターンを控えた大学4年生などは早めに引っ越すため、部屋をサブレットしたい人が掲示板で短期入居者を募集するケースが多いのです。掲示板からメールを送ったあとは、部屋の内覧をして無事スムーズに契約することができましたが、ほかの希望者もあったようだったので契約できたのはタッチの差で、とてもラッキーでした。

③部屋の清掃が全然足りないことも…

3つ目は、賃貸物件の清掃が全く行き届いていないことがあるということです。

先ほどのサブレットは4月下旬からの契約だったので、連日のホテル暮らしによる金銭的・健康的な負担を減らすためにも、夫の勤務先の知り合いを伝って、短期間だけ郊外にある一軒家のベースメント(地下室)を借りました。家賃はとても安かったのですが、居室はおろか、キッチンやバスルームなどの共有スペースが一切触りたくないほど全く掃除されていませんでした。結局、衛生面が心配で数日で退去することに…。

日本では次の人のためにしっかりクリーニングや清掃を行いますが、カナダでは掃除を適当にして引き継ぐケースがよくあります。この後、私たちはマンションに3回引っ越しましたが、清掃が行き届いていたのはサブレットしてくれた学生の部屋だけ。あとの2回は、入居後すぐ全室掃除をする必要があるほど汚れていました。

 

不動産を巡って日本人がカナダで詐欺被害に…

掲示板の利用や看板を見て家を決めるという点では、日本と比べて比較的カジュアルに家探しができると言えますが、カナダで物件を探すときは一点気を付けなければならないポイントがあります。それは、詐欺被害にあう恐れがあるということです。

2017年10月に在トロント日本国総領事館が配信したメールマガジンによると、実際にネット掲示板を活用して物件を探していた日本人留学生が先月、なんと7千ドルもの詐欺被害に遭ったそうです。

ネット掲示板で物件を探してみると、家の写真をはじめ、どのような間取りでどの地域にあるか、などといった情報を見ることができます。しかし中には、モデルルームの写真を勝手に引用したり嘘の間取りを記載したりなどして、ありもしない賃貸情報をあるかのように見せかけ、お金をだまし取ろうとする人も存在するのです。

ネット掲示板は書き込みが自由ですし、契約時は契約する側の自己責任も伴います。渡航が迫る中、住む家がなかなか決まらないと焦ってしまいますが、こうした被害に遭わないためにも契約時は慎重になるように心掛けた方がよいでしょう。

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