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[海外赴任体験談]フィリピン・カビテでの工場派遣で感じた文化の違い

海外赴任先国 フィリピン
海外赴任先都市 カビテ州
海外赴任時期 2013年2月から2014年7月
海外赴任開始時点の年齢・性別 37歳・男性
海外赴任者との関係 本人

私は前職の食品加工(和菓子用のあんこを作る製あん業)の仕事をしていた際に、2013年2月から2014年7月までのおよそ1年半、フィリピンはマニラ近郊にあるカビテ州の海外工場で工場長補佐として勤務していたことがあります。フィリピンでの海外勤務は、カビテ州にある全寮制のイングリッシュスクールにて暮らしながら、工場で勤務をするという形態でした。私自身は独身の身ですので、カビテのイングリッシュスクールでの暮らしは朝食と夕食つき(昼食は工場隣接の食堂で取る)で、日本人スタッフも2人駐在していたこともあり、比較的すごしやすいものでした。

日系企業が多い都市カビテ

カビテは日系企業の海外工場が多く、マニラ市内と比べても治安はそれほど悪くないため(エリアによっては危険地域アリ)、同じスクールで生活しているスペイン人やアメリカ人、韓国人の海外ワーカーと連れ立って日本食レストランや韓国料理店に会食に行くなど、コミュニケーションの面でも世界中の人たちと親交を深めることができ、有意義な時間をすごすことができました。

ただ、フィリピンのイングリッシュスクールにてひとつだけ残念な出来事があり、それはスクールですごした1年半のうち、私のスマートフォンとヘッドホンが盗難に逢った、ということでした。
最初は、自分の部屋からスマートフォンとヘッドホンがなくなっていることに気づいたときには、「あれ?工場に忘れたかな?」と思ったのですが、どう考えても工場に置き忘れた記憶がないため、盗難であると気づきました。
もちろん、スクールのスタッフに盗難のことを話したのですが、スタッフは「ここは日本じゃないから、自分の持ち物は自分で管理しないとダメだ。盗難届けを警察に出すのに付き合ってあげても良いが、おそらくそれらは2つとも戻ってこないだろう。」と言われ、結局犯人は分からずじまい、泣き寝入りするしかありませんでした。

仕事に対する考え方が起こしたストライキ寸前の出来事

私はフィリピンの食品加工工場で1年半という短い期間ですが、工場長補佐の職に就き働いていました。
フィリピンの工場には以前日本に研修に来ていたフィリピン人社員の男性がライン長として働いており、彼は日本語が堪能だったため、私のつたない英語をフィリピン人のライン長を介して現地の作業員たちに伝えてもらっていました。もし、フィリピン工場で現地人で日本語と英語に堪能なライン長がいなければ、責務をはたせなかったのでは、と今でも感じています。と言うのも、フィリピン人は往々にして「やる気があるときとやる気が出ないとき」の落差がとても激しく、彼ら現地人に対しては午前中の10時30分、そして午後の15時にそれぞれ15分ずつ設定している「休憩時間」をどんなことがあっても与えるようにしていました。その理由は、フィリピン人は「休憩もせずに働き続ける」という概念が最初から頭にないため、午前と午後には短くてもかまわないので必ず一回ずつの休憩を設けなければ、ラインが正常に動かないほど彼らの勤労意欲が落ちてしまうからです。

私は、一度フィリピン人の作業員に対して夕食をとらせずに残業をさせたことがあったのですが、そのときにはフィリピン人作業員が集団となって「夕食を出せ」を抗議の声を上げてしまい、あやうく暴動が起きる寸前の状態になったこともありました。
海外ではこのような現地の人たちの気質や性格をよく見極め、彼ら現地の作業員に対してはホスピタリティを持って迎えてあげる必要がある、と1年半のフィリピンの海外赴任で痛感しました。

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