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[海外赴任体験談]変わりゆくロサンゼルスの「駐妻」

america
海外赴任帯同先国 アメリカ合衆国
海外赴任帯同先都市 ロサンゼルス
海外赴任帯同時期 2011年12月から2016年11月
海外赴任帯同理由 夫のアメリカ赴任に同行
海外赴任帯同開始時点の年齢・性別 30歳・女性
海外赴任者との関係

「駐妻」というイメージ

夫が海外駐在を命じられたことのある奥様なら必ず検索するであろう、「駐妻」という言葉。かくいう私も5年前に当事者となった時に真っ先に調べた1人です。

特に、赴任先のカリフォルニア州ロサンゼルスは日本企業の北米本社が数多くあり、日本人駐在員も多いことで有名だったので、駐妻社会に対する不安もひとしおだったのです。

さて、世間一般の「駐妻」は、「大きな家にお手伝いさん」「優雅にランチ」「おけいこにいそしむ」のようなイメージが未だはびこっており、また、「いじめ」「格差」なんていうマイナスイメージも付きまとっているのが現状です。インターネットで検索するとそのような怖い話もちらほらあります。

私も大なり小なり、日本でもアメリカでもこのようなイメージの話を他人からされた経験があります。

イメージとは違う「今」の駐妻事情

実は、一昔前と違い企業の財布のひもは固くなり、駐在員にかける費用は減る一方ののようです。そのためか、より費用の掛からない基本給の低い20~30代の駐在員が増えています。

近年ニューヨークやロサンゼルスといった生活費の高い都市圏の駐在員はアパートに住むだけで精いっぱいという人も増えてきました。

実際、我が家は会社から出る家賃補助では1ベッドルーム日本でいう1LDKを借りることしかできず、しかも5年の滞在期間中、家賃の値上げによって引っ越しをしなければならないという事態にも陥りました。お友達とレストランでランチなんて、月に1回できればいい方です。

このように、「庶民」が増えた駐妻社会ですから、おのずと「奥様会」のような会も少なくなり、よりフランクな人付き合いに変わってきています。

あるのは、おけいこやESL(自治体がやっている格安の英語クラス)、子供関係のお付き合いぐらいです。昔のように支社長夫人を筆頭としたヒエラルキーは5年間1度も見も聞きもしませんでした。

「何か」を得て帰りたい駐妻たち

我々駐在妻がアメリカで滞在するためのビザで代表的なのはEビザやLビザと呼ばれるものです。このビザは配偶者に限り、アメリカ移民局から就労許可証を得さえすればアメリカ国内での就労が可能になります。(※夫の会社の規定によります)

また、カリフォルニア州では1年以上居住経験がある外国人(もちろん合法的に)はアメリカ市民と同じ授業料で大学に通うことができるという法律があります。その金額は海外留学生の授業料の3分の1以下ですから驚きです。

このような制度を利用してアメリカ滞在中になにかスキルを付けて帰ろうという駐在妻が近年増えています。日本の会社への履歴書に書けるような、正式なスキルのCertificate(修了証のようなもの)が必要だと考える人が多くなっているのです。

私の周りでも、許可証を得て現地企業で働く人、現地の短大に入りビジネスを学ぶ人、事務系の資格取得に励む人ばかりでした。かくいう私もグラフィック関連のCertificateを取得しています。

実際、アメリカ人には「専業主婦」という概念があまりありません。どんなお金持ちでも奥様は何かしら仕事を持っていたり、ボランティアだったり学生をしていたりします。何をしているか尋ねて、専業主婦と答える人はほぼいないでしょう。そういった価値観に日本人もどんどん近づいているのかもしれません。

このように変わりゆく駐在員を取り巻く環境。赴任に帯同することで現在のキャリアが失われたり、海外での生活に不安を覚える方も多いと思いますが、駐妻としての選択肢が今はたくさんあります。ぜひ駐妻として、限りある海外滞在を楽しんできてください。

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