[海外赴任体験談]中国・広州への赴任中は治安・安全対策をしてください

海外赴任者(海外赴任帯同者)情報
海外赴任(帯同)先国 | 中国 |
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海外赴任(帯同)先都市 | 広州 |
海外赴任(帯同)時期 | 2014年9月から2015年12月まで |
海外赴任(帯同)目的・理由 | 仕事で広州に転勤 |
海外赴任(帯同)開始時点の年齢・性別 | 36歳・男性 |
海外赴任者との関係 | 本人 |
海外赴任(帯同)で困ったこと
広州の駐在生活で何より困ったことは、現地の治安です。それが心配で妻と子供は日本に置いて、私一人での単身赴任という形で駐在していました。
天河地区という広州の中では比較的治安が良いエリアに住んではいましたが、それでもやはり敢えて外国人を狙ったスリやひったくりは多発していました。私が住んでいたアパートにはドアマンもいて、セキュリティはそれなりにしっかりしていましたが、それでも駐在中に何度か空き巣騒ぎもありました。
重犯罪はあまり聞きませんでしたが、一瞬の隙をついて行われる軽犯罪がとにかく多かったです。もちろん自分自身がしっかりと気をつけていれば防げることなのですが、家族を連れてきて住まわせるには非常に心配な環境だと感じました。
また、中国国内の他の地域に比べるとそれほど露骨ではありませんが、やばり反日感情を持っている人は多いです。テレビのローカルチャンネルでは24時間延々と反日ドラマや映画が流れ続ける反日チャンネルがあり、非常に気分が悪かったです。天河地区ではあまりありませんでしたが、より治安が悪いと言われている広州駅周辺の旧市街地エリアでは何度か通りすがりに日本人に対する差別用語を投げかけられたこともあります。
海外赴任(帯同)予定者に伝えたいこと
広州内でも広州駅周辺の旧市街地エリアは特にアフリカ人のバイヤーが多く住んでおり、特に気をつけた方が良いエリアです。ご家族がいらっしゃる方は私の経験上できるだけ帯同しないことをお勧めしますが、どうしてもという場合は絶対にこのエリアには近づかない方が良いと思います。
天河をはじめとする新市街の方はスリやひったくりなどの軽犯罪が多いのですが、旧市街地の方は麻薬の密売や臓器売買など命にかかわってくる犯罪が多く、ある意味スラムのような雰囲気がありました。
タクシーは日本に比べると格段に安く、街中でも簡単につかまえることができますが、運転は非常に粗く運転手自身の生活レベルも低いので、やはり不安があります。交通ルールはあってないようなもので、信号無視、車線無視、逆走なども日常茶飯事です。小さな交通事故は街のいたるところで起こっていました(警察は呼ばずにその場でお互いが怒鳴り合って終了)。
住む場所は、必ず新市街エリアでドアマンが24時間駐在しているマンションを選ぶようにしてください。また、治安面を考えてできるだけ駅の近くに部屋を借りるのが良いかと思います。口や態度には出さなくても反日感情を持っている人は多いので、大声で日本語を話したり、いかにも日本人という振る舞いは控えた方が良いと思います。
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