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[海外赴任体験談]未就学児の母親目線から見たベルギー生活

Belgium
海外赴任先国 ベルギー
海外赴任先州/都市 ブリュッセル
海外赴任時期 2017年4月から
海外赴任開始時点の年齢・性別 30歳・女性
海外赴任者との関係

夫の海外赴任に帯同するのは、前回のアメリカに続き2回目となります。海外生活は慣れていたつもりでやってきた初めてのヨーロッパ。
日本では「欧米」としてまとめられがちなので、ヨーロッパもアメリカと大差ないだろうと思っていましたが、実際に暮らしてみると新しい発見がたくさんありました。
今回は、未就学児を連れての赴任帯同ということもあり、母親として感じたベルギーでの生活を紹介させていただこうと思います。

治安

ベルギーの首都であるブリュッセルは、EU本部が置かれていることもあり、様々な国の人達が集まり生活をしています。街中で難民を見かけることも普通です。記憶にも新しいとは思いますが、2016年にはブリュッセル内の数カ所において、連続爆発テロが起きました。私たちはこのテロを経験していないのですが、約2年経った今でも街中にはたくさんのベルギー軍兵士がいます。数名でビルの前にいたり、歩いていたり、地下鉄に一緒に乗ることだってあります。日本では見慣れない光景ですが、世界情勢の緊張感を肌で感じる日々です。

また、空き巣やスリが多いのも事実です。実際に空き巣に入られた友人の話を何度も聞いたことがありますが、ほとんどが一軒家やメゾンに住んでいるケースでした。海外赴任に帯同となると、夫は出張で家にいないことも多々あるため、慣れるまではセキュリティ上安心できるアパートをオススメします。また、地下鉄で子供を抱っこしている際に、ポケットに入れていたスマホを盗まれた友人もいます。私自身も先日歩道で声をかけられ、路上駐車のために小銭と札を交換してくれと頼まれたので、親切心からお財布をバッグから取り出そうとしたすきに、危うく盗まれそうになりました。家の近所で怪しそうな人を見かけた時も、特定されることを避けるために、アパートのエントランスではなく、わざと駐車場のエントランスから入るようにしています。子供といると周囲への警戒心が低下する傾向があるので、特に気をつけたほうが良いと思います。

健康面

ベルギーはとにかく冬が長く、雨が多い場所です。いつ雨が降り出すか分からないので、バッグには常に折り畳み傘を入れています。特に冬はカラッと晴れる日が本当に少なく、去年の12月の日照時間は1ヶ月間の合計でも、10時間しかなかったそうです。
そんなベルギーの冬を過ごす上で気をつけたいことは、ビタミンD不足です。こちらの薬局では子供用・大人用とビタミンDを購入することができます。私の4歳の娘には、毎晩夕食時に牛乳に混ぜてビタミンDを飲ませています。大人用は月1回用のサプリメントが売っています。また、ベルギーの幼稚園でも胃腸風邪やインフルエンザが流行しますので、ビタミンC等の免疫力アップのための栄養も考えてあげてください。
ベルギーの人達は、日本人以上に食に気を使っている印象です。野菜や果物、オーガニック食品などを積極的に食べる方も多いです。幸いなことに、新鮮な食品は豊富に揃っていますから、スーパーやマルシェで買い物を楽しめると思いますよ。

小児科へは日本ほど気軽に受診できないのが現状です。予約制のことが多く、予約不要時間がある先生も朝の数時間しかない等の理由で、受診したい時に出来ない事もありました。総合病院の緊急外来は長時間待たされることも当たり前です。ちょっとした風邪に対応できるよう、日本から子供用薬を持ってくると良いと思います。

幼稚園

未就学児のお子さんがいる日本人家庭のほとんどは、現地の幼稚園へ通わせています。日本人幼稚園もありますが、常に定員いっぱいで、かつ学費もかなり高めです。インターナショナルスクールの選択肢もたくさんあります。ただ、ベルギーの公立校であれば無料のため、私の娘も公立幼稚園へ通っています。ブリュッセルはフランス語とオランダ語が公用語となっており、公立幼稚園も2か国語のどちらかから選ぶことになると思いますが、日本人家庭のほとんどがフランス語系の幼稚園へ通っているようです。
ただ、EU本部のあるブリュッセルという特殊な土地柄もあり、クラスメイトの9割がベルギー国籍以外の子供達です。フランス語が母国語でない子供達もたくさんいます。保護者の中にも英語が話せる方は多いので、フランス語が話せない私はいつも他の保護者に頼ってしまっています。幼稚園だけに限りませんが、ブリュッセル内ではフランス語・オランダ語の頻度が高いものの、英語を話せる方がたくさんいるので、買い物等の日常生活でも英語に助けられています。

気になるお休みですが、公立・私立、幼稚園・小中高校の学年を問わず、日本よりたくさんあります。まず、水曜日は午前中のみの登園です。秋休み、クリスマス、カーニバル、イースターと頻繁に休みがあり、夏休みも7〜8月末と長めです。これらの休暇中には、スタージュと呼ばれる課外活動に参加する子供達も多く、特に夏休みの場合は、テニスやサッカー、自転車、プール、アート、乗馬等々の様々なプログラムが用意されています。良心的な料金設定になってることが多いので、興味のあるスタージュを見つけて参加してみるのも新しい発見や友人ができるきっかけにはなると思います。
ただ、こちらもブリュッセル特有のあるあるネタだとは思いますが、出身国に帰る人達も多いため、これらの休暇中のブリュッセルは社会人も含めて閑散としている印象です。日本人のご家族も、これらの休暇に合わせてヨーロッパ内の他の地域へ旅行に行かれる方も多いようですよ。

特に小さい子供がいるうちは、慣れない海外生活に不安を抱くことも多々あると思います。確かに危険なこともあります。すぐに慣れると言われがちですが、子供達だってきっとストレスをためることだってあると思います。長く暗い冬の間は、体調を崩しがちで憂鬱になる時もありますが、母親として家庭を明るく保てるよう日々の生活を送っています。

ネガティブな事ばかり紹介してしまいましたが、チョコレートとワッフルの国ベルギーでの生活は、きっと子供達にとっても貴重で魅力的な経験ができることは間違いなしです。少しでも参考となる情報が紹介できていれば幸いです。

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